カービンググループ

バードカービングは楽しいよ!
野鳥の彫刻が出来上がった時の喜びを

◇バードカービング(鳥の彫刻)は19世紀、アメリカ東部の原住民がガンやカモ類の狩猟のための囮としてまた宗教的な儀式のために作られていました。デコイと言います。日本でも宗教的儀式に古墳の埴輪や鳥竿、神社の鳥居の原型に見ることができます。
20世紀に入ってそのデコイはより本物に近づけ、さらに芸術性を高めていきました。日本には1980年代の始めごろ紹介されました。
現在では絶滅危惧種のアホウドリ、エトピリカ、ウミガラス、ナベヅル、ヤンバルクイナなどの保護に、また剥製は鳥の死を前提で作られるため博物館や自然観察センターなどの鳥類標本にバードカービングによったものが展示されるようになってきました。
起源は狩猟が目的でしたが現在は鳥類の保護に役立っています。   
  
レクチャールーム レクチャールーム

◇谷津干潟観察センターも剥製を置かない方針からバードカービングによって作られた干潟の鳥たちを教材として活用しています。 観察センターのレクチャールームに展示されている季節の鳥たちはグループのメンバーによって作られたものです。

◇カービンググループの活動は、谷津干潟にやってくる野鳥の標本作り、こどもの日と干潟の日に開催されるチドリのブローチ作りや夏休みの親子カービング教室の材料整備と指導です。
また、習志野市の小学校で行われているバードカービングのサポートも行っています。
現在のメンバーは14名、月例会は原則として第4日曜日で、午前10時〜午後3時です。

メンバーの入門者、初心者への作成指導もおこなっています。

◇完成までの工程は
1)目的の鳥の設計図を書きます。(観察、寸法や色などの資料収集)
2)角材から鳥の形に切だします。(主に軟らかく軽いバルサ材を使用しています)
3)ナイフやサンドペーパーで鳥の形を仕上げます
4)脚、眼を取り付けます。
5)絵具(主としてアクリル絵具)で彩色して完成です。

◇さあトライしてみませんか!そして完成した時の感激を体験してみませんか!
きっと、わくわくしたあなたの小学校時代の図画や工作の時間が再びやってきます。

◎連絡先;谷津干潟観察センター

親子カービング教室 親子カービング教室
親子カービング教室 谷津南小学校サポート
谷津南小学校サポート 谷津南小学校6年生の作品 「コチドリ親子」
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