あなたも谷津干潟のボランティアになって私たちと一緒に谷津干潟公園の豊かな自然と触れ合いませんか。私たち自然情報チームのメンバーは20人あまり、四季を通して谷津干潟公園の樹木や野草、昆虫などを観察し楽しんでいます。センターに飾られたボードでは、毎月、時期に適した新しいテーマで谷津の自然を展示しています。
 2011年12月のテーマは「樹皮(木肌) じっくり見よう」です。谷津干潟から東に2Km程の香澄公園で、葉をわずかに残し、木肌の目立つ樹木を集めてみました。

テーマ:「樹皮(木肌) じっくり見よう」

観察日:2011年12月6日   場所:香澄公園
センターの展示ボード

林将之著「樹皮ハンドブック」の樹皮タイプに従い分類しました

★まず「斑・剥(まだら・はげ)」のタイプをごらんいただきましょう
アキニレ

うろこ状にぽろぽろ剥がれ、まだら模様になる
 
カリン

ジグソーパズル風にはがれている
 
リョウブ

薄片状に剥がれて、幹はなめらか
 
★次は「平滑(へいかつ)」のタイプをご案内
ヤブニッケイ

赤みを帯びた樹皮でなめらか
 
アオギリ

木肌は緑色で滑らか、老木は灰白色になる
 
★つづいて「網・裂(あみ・さけ)」のタイプをご紹介
ハナミズキ

長方形の深い割れ目、ひび割れ状になる
 
★そして「縦・筋(たて・すじ)」のタイプ
アカシデ

縦縞模様で、縦方向に畝ができやすい
 
イヌシデ

灰色の樹皮に、黒の顕著な縦縞模様がある
 
シンジュ

明るい灰色に、ごく浅く縦のしわが広がる
 
ミズキ

滑らかな肌に縦の細い筋が見える
 
★最後に「縦・裂(たて・さけ)」のタイプをごらんいただきます
カツラ

縦によく裂け、薄くはがれ気味になる
 
ユリノキ

縦に細かく裂け、彫刻刀で切ったよう
 
ラクウショウ

樹皮は弱い赤みを帯び、剥がれにくい
 
メタセコイア

赤みが強く、粗く縦に裂け、薄く剥がれる
 
 
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