タテハチョウ科。キタテハの成虫の前翅の長さは2.5〜3cm。１年に3〜5回発生する。初夏から真夏にかけて現れる夏型（黄色っぽい）と、秋に現れてそのまま越冬する秋型（オレンジっぽい）がある。荒れ地、河原など開けた場所で普通に見られ、人家周辺でも発生する。幼虫の食草はカナムグラで、どこにでも生える野草であり、市街地でも頻繁に見られるのはこのためである。